緑化技術コンクール(受賞回別)

第24回 緑化技術コンクール 受賞一覧

※「屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」は、第16回より「屋上・壁面緑化技術コンクール」に、第23回より「緑化技術コンクール」になりました。
※受賞作品および団体は、受賞当時の内容・情報となります。現在の情報とは異なる場合があります。

今回の受賞団体は、以下の通りです。

第24回 国土交通大臣賞:緑化施設部門 (東京都港区)
積水ハウス㈱/日本生命保険相互会社/㈱日建設計/大林・錢高・岩田地崎建設共同企業体/箱根植木㈱/㈱日比谷アメニス 赤坂グリーンクロス

 本作品は、駅まち一体開発と総合設計制度を活用し、公開空地「森のゲート」、輻射熱抑制と多様な植栽構成の壁面を有する緑化施設です。
 高さ150mまで連続する超高層ビルの壁面緑化ファサードと、意匠・構造・設備と融合した都市環境に貢献する高度な緑化技術が高く評価されました。


第24回 国土交通大臣賞:緑化施設部門 (大阪府大阪市)
(公社)2025年日本国際博覧会協会/藤本壮介/㈱E-DESIGN/㈱東畑建築事務所/㈱梓設計/㈱大林組/清水建設㈱/㈱竹中工務店/大和リース㈱ 2025年日本国際博覧会 大屋根リング

 本作品は、世界最大の木造建築物の上部に、会場を展望できる回遊路と「季節の時計」をコンセプトに天空の草原を思わせるような屋上庭園(34,000㎡)を有する緑化施設です。
 緑化を成立させるため薄層の基盤システム、四季の彩を表現する在来種植栽と維持管理等、都市施設に有効な技術の実装化等が高く評価されました。


第24回 環境大臣賞:緑化施設部門 (東京都中央区)
HARUMI FLAG 鳳コンサルタント㈱/三井不動産レジデンシャル㈱/三菱地所レジデンス㈱/野村不動産㈱/住友不動産㈱/住友商事㈱/東急不動産㈱/東京建物㈱/NTT都市開発㈱/日鉄興和不動産㈱/大和ハウス工業㈱/三井不動産㈱/㈱日建設計/㈱日本設計/㈱三菱地所設計/東急建設㈱/㈱長谷工コーポレーション/前田建設工業㈱/三井住友建設㈱/住友林業緑化㈱/イビデングリーンテック㈱/㈱石勝エクステリア/東武緑地㈱

 本作品は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村としての一時利用を経て、「海に浮かぶ緑の環境都市」「魅力的な都市空間の創出」をテーマに再整備された緑化施設です。
 生物多様性に配慮した植栽計画、水景の水質維持と上水使用量の低減を実現したハイブリッド水景・潅水システム等が高く評価されました。


第24回 環境大臣賞:緑化施設部門 (東京都練馬区)
西武鉄道㈱/㈱西武不動産/西武緑化管理㈱/㈱武田清明建築設計事務所/ACID NATURE 乙庭 石神井公園駅~大泉学園駅間の高架下広場

 本作品は、鉄道高架下で光・風・水の資源を活用して、創出された緑化施設です。
 高架での雨水循環利用へのチャレンジと、確立された緑化技術・工法の採用、夏の高温化が進む中、鉄道高架下という特殊な空間のメリットに着目し、イベントなどの地域の活動空間に位置づけた点が高く評価されました。


第24回 日本経済新聞社賞:緑化施設部門 (東京都練馬区)
㈱竹中工務店/(公財)竹中育英会 竹中育英会学生寮

 本作品は、生態系に配慮した植栽計画とグリーンインフラを実装した緑化施設です。
 近隣の公園で発生した剪定枝を利用したバイオネストづくりと寮生による自主的な花壇管理等、環境意識の醸成を目的とした資源循環と参加型維持管理が企業による高等教育における貢献のあり方として評価されました。


第24回 日本経済新聞社賞:緑化施設部門 (東京都港区)
森ビル㈱/㈱久米設計/㈱タウンスケープ研究所/㈱グリーン・ワイズ/鹿島建設㈱/イビデングリーンテック㈱/㈱日比谷アメニス 虎ノ門ヒルズステーションタワー・グラスロック・江戸見坂テラス

 本作品は、赤坂・虎ノ門緑道に面し、エリア全体の回遊性の向上と賑わいを創出する緑化施設です。
 建物デッキや壁面、斜面地、室内、上層階など多様で大規模な緑化により、緑のネットワークを構築しています。これら緑化に用いられた、地下支柱や人工土壌、灌水システム等の高い技術と巧みなデザイン性が評価されました。


第24回 都市緑化機構会長賞:緑化施設部門 (東京都多摩市)
東京建物㈱/㈱東栄住宅/京王電鉄㈱/伊藤忠都市開発㈱/三井住友建設㈱/光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所㈱ 聖蹟桜ヶ丘北地区 既存堤防の護岸に資する超緩勾配盛土整備と緑地の創出

 本作品は、豊かな自然が分断され、駅と川を繋ぐ回遊性の低さを解決した緑化施設です。
 堤防護岸も兼ねた超緩勾配盛土を民間事業者が行った珍しい事例であり、植物生育に適した環境の実現、地域に根差した生物多様性の向上、多摩川の自然環境を活かしたイベント実施等、地域への貢献度が評価されました。


第24回 都市緑化機構会長賞:特定テーマ部門 (─)
手づくり建築工作舎 おうち植物園

 本技術は、エンドユーザーの植物選定を助ける緑化技術です。
 建築分野の光環境解析を活用し、植木鉢の色でその植物に必要な光の量が直感的にわかり、置きたい場所に適した植物が選定可能となります。屋内緑化について、市民レベルで緑化の楽しさを伝える仕組みとして優れていると評価されました。


第24回 2027年国際園芸博覧会協会特別賞:特定テーマ部門 (─)
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®

 本技術は、四季の変化をとり入れた、自然な外観を有する緑化技術です。
 プランターは強度と耐久性に優れたステンレスを採用、外周部の土壌はアクリル系樹脂で固化させています。屋内で生育可能な在来種と踏圧に耐える土壌を組み合わせることで、屋内緑化における多様性確保する将来性のある製品として評価されました。