第30回 緑の環境プラン大賞

  • ポケット・ガーデン部門
第30回 国土交通大臣賞 (茨城県つくば市)
特定非営利活動法人 “矢中の杜”の守り人 地域の文化遺産の庭園を活用した交流と体験の広場
特定非営利活動法人  “矢中の杜”の守り人 地域の文化遺産の庭園を活用した交流と体験の広場01
特定非営利活動法人  “矢中の杜”の守り人 地域の文化遺産の庭園を活用した交流と体験の広場02
特定非営利活動法人  “矢中の杜”の守り人 地域の文化遺産の庭園を活用した交流と体験の広場03
国登録有形文化財「矢中の杜」の庭園の一部を整備し、地域住民や地元の子供たち、観光客などが緑に囲まれた空間で交流し、草花や土、木に触れながら楽しく様々な体験ができる広場を作ることを目的とする。

つくば市にある国登録有形文化財「矢中の杜」の庭園(一部)が整備対象地です。ここは、2012年の国内最大級の竜巻に被災した際に、倒木や塀の崩壊などの被害を受けました。
 今回のプランでは、被害を受けた箇所を整備・補強した上で、花壇や菜園、堆肥作りエリアなどを新設し、その手入れを通じて植物や自然環境について学んだり、屋外企画を実施して、訪れた人々が様々な体験ができる広場とします。
 「矢中の杜」はこれまでも地元の小学生、高校生がボランティアで草取りなど維持管理に関わってきており、これからも地域住民と子どもたち、そして観光客が植栽や花壇づくりなどのワークショップを通じて、多世代交流の場となる点も高く評価されました。