知多半島臨海部のグリーンベルト(GB)を舞台に、生物多様性向上と次世代育成を目指す産官学民連携のプロジェクトです。企業や学生、NPO、専門家が協力し、ビオトープやアニマルパスウェイを造成することで動植物の生息域が拡大されています。また、地域の学生が主体的に関与し、閉ざされていた工場をまちに開く努力を継続しており、活動の普及・継続に関する持続可能な仕組みを確立しています。
　高度経済成長期から都市環境や地域社会に貢献してきたGBに生物多様性保全という価値を見出し、緑地の質の転換に向け様々な環境改善策を模索し、全国のGBの生物多様性に寄与する取組のプロトタイプになり得る点や、COP10から続く社会的な枠組であることなどが高く評価されました。