第41回 緑の都市賞

第41回 国土交通大臣賞:緑の市民協働部門 (神奈川県横浜市)
港北ニュータウン緑の会 街中に多様な生物が共生する美しい雑木林を復元
港北ニュータウン緑の会 街中に多様な生物が共生する美しい雑木林を復元01
港北ニュータウン緑の会 街中に多様な生物が共生する美しい雑木林を復元02
港北ニュータウン緑の会 街中に多様な生物が共生する美しい雑木林を復元03

「森林と水辺、歴史的な遺産を緑道で結ぶ都市計画」により創出された緑を、住民の長年に渡る整備・管理・運営で、荒れた竹林や雑木林の整備、生物調査等に加え、観察会を開催する等、子ども達の自然観察や家族の憩いの場等で利用される雑木林が復元された。

1983年、港北ニュータウン開設に伴い公園や保存緑地に多くの自然保護団体が結成され、1992年にはそれらが連携し港北ニュータウン緑の会となり、荒れた竹林を整備し、雑木林の萌芽更新、池の掻掘、生物調査、ゲンジボタルの復元等を行ってきました。1997年からは大塚・歳勝土遺跡公園に拠点を置き、公園や緑地の竹林を管理し雑木林を復元して多様な生物が生息できる環境を市民の力で作る活動に至っています。公園管理の実習作業と雑木林塾を開催して、機器の安全使用講習会、垣根の作り方、自然観察会等技術研修と生物の生態の学習等、活動の幅を広げてきました。活動がこれまで約30年間に亘り持続的に行われてきたこと、また、多くの子どもたちが自然観察に参加し、家族の憩いの場としても利用される等、緑による居住・生活環境への貢献度が高いこと等が高く評価されました。