第36回 緑の都市賞
第36回 都市緑化機構会長賞:緑の市民協働部門 (東京都豊島区) | |
豊島区立仰高小学校 NPO法人コミュニティランドスケープ |
仰高樟の樹 ビオトープの里山けやき会 |
地域の自然を再生し未来へ伝える 樹齢70年超の樟の樹をシンボルとした里山ビオトープを児童参加の下整備した。地元のまちづくり NPOが受け皿となり、 PTA 有志等と保護者グループが環境・社会教育授業のプログラムを設定し環境教育活動と共に緑地の管理運営を行っている。 | |
豊島区立仰高小学校は、江戸時代から園芸や植木の育成が盛んだったという歴史を有する巣鴨に位置する。身近な自然と水辺の生態系の果たす役割や、わずかな自然でも都市に生きる生物にとっては貴重な生息場所であることに対する子どもたちの理解が進むこと、そしてこの土地の自然環境の記憶を再生させることを目的として、3年前に、昭和40年代に整備され最近荒廃が進んでいた小学校内の観賞池を、樹齢70年超の樟の樹の老木をシンボルとし、暗渠となった谷端川の水の流れをイメージした里山ビオトープとして再生した。樟の樹が地域のシンボルとしての緑量を有するとともに、涼しげな空気や水音による環境音により癒しの佇まいを醸している。 |