第28回 緑の都市賞

第28回 都市緑化機構会長賞:緑の地域づくり部門 (埼玉県新座市)
新座市グリーンサポーター 新座市総合運動公園及び市内の緑地
新座市グリーンサポーター 新座市総合運動公園及び市内の緑地01
新座市グリーンサポーター 新座市総合運動公園及び市内の緑地02
 

新座市には、武蔵野の面影を残す雑木林が多く存在しているが、近年、相続等により売却され、その後、宅地化されるなどし、減少の一途をたどっています。また残された雑木林も生活環境の変化などにより手入れが行われず、放置され荒れ果てた状態となっています。新座市グリーンサポーターは、先人が築き上げた「木もれ日がさす美しい雑木林」を守り育てることを目的として、市内に残された雑木林で下草刈りや実生苗の植栽、萌芽更新などの活動に取り組んでいます。


また、市内の親子を対象に、雑木林の維持管理で発生した枝葉などを活用した木工教室を開催するなどして、雑木林を保全することの重要性の理解を深めてもらう機会としています。

【評価コメント】


時代の変化とともに、雑木林や里山といった緑の財産の価値が失われてしまった現代であるが、人が手を入れることにより、違法廃棄物のたまり場となってしまった負の環境に光が差し込み、新たな草花が芽生える環境となり、人が憩える空間に生まれ変わりつつあること。


また次の世代へと、自然の楽しさ、雑木林の価値をつたえるイベントを開催するなど、緑の地域づくりに対する貢献度の高さや専門的で総合的な取り組みなどが評価された。