第24回 緑化技術コンクール

第24回 2027年国際園芸博覧会協会特別賞:特定テーマ部門 (─)
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®01 在来植物と自然な外観を持つプランターによる、室内であっても日本の自然が感じられる室内緑化
在来植物と自然な外観を持つプランターによる、室内であっても日本の自然が感じられる室内緑化
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®02 平面図
平面図
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®03 断面図
断面図

 本技術は、四季の変化をとり入れた、自然な外観を有する緑化技術です。
 プランターは強度と耐久性に優れたステンレスを採用、外周部の土壌はアクリル系樹脂で固化させています。屋内で生育可能な在来種と踏圧に耐える土壌を組み合わせることで、屋内緑化における多様性確保する将来性のある製品として評価されました。

ここで導入された技術のうち特徴的なものとして以下の点があげられる。
1. 
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®

実証実験の結果、従来比で1㎡あたりの潅水量を約80%減少させ、水資源を保全していることが示された。


2. 
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®

土壌の体積含水率を約20%に保つことで、植物の平均伸長率は屋外に植栽した場合と比較して、約58%抑制できることが示された。


3. 
大成建設㈱ T-バイオフィリックグリーン®

(右)固化土壌の表面。プランター外周部をアクリル系樹脂で固化した土壌で覆うことで、土壌の質感を再現し、プランターの露出を極力削減。中山式高度計で測定した固化土壌の硬度は30以上を確保し、メンテナンス時の踏み付けに耐える堅牢性を実現。(左)固化土壌の植物による被覆の様子。固化土壌の表面に適度な間隔をつくることで、外周部の固化土壌についても、植物根の定着により、プランター全体が植物に覆われる構造になっている。




開発者情報:大成建設㈱
製品・技術のURL:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2025/250509_10210.html
仕様: