第24回 緑化技術コンクール

第24回 日本経済新聞社賞:緑化施設部門 (東京都港区)
森ビル㈱/㈱久米設計/㈱タウンスケープ研究所/㈱グリーン・ワイズ/鹿島建設㈱/イビデングリーンテック㈱/㈱日比谷アメニス 虎ノ門ヒルズステーションタワー・グラスロック・江戸見坂テラス
森ビル㈱/㈱久米設計/㈱タウンスケープ研究所/㈱グリーン・ワイズ/鹿島建設㈱/イビデングリーンテック㈱/㈱日比谷アメニス 虎ノ門ヒルズステーションタワー・グラスロック・江戸見坂テラス01 多用途複合の高さ約266mの超高層タワー「虎ノ門ヒルズステーションタワー」、重層的な交通ネットワークと交通結節機能の強化、エリア全体の回遊性向上を賑わい創出に貢献する「グラスロック」と「江戸見坂テラス」。
多用途複合の高さ約266mの超高層タワー「虎ノ門ヒルズステーションタワー」、重層的な交通ネットワークと交通結節機能の強化、エリア全体の回遊性向上を賑わい創出に貢献する「グラスロック」と「江戸見坂テラス」。

 本作品は、赤坂・虎ノ門緑道に面し、エリア全体の回遊性の向上と賑わいを創出する緑化施設です。
 建物デッキや壁面、斜面地、室内、上層階など多様で大規模な緑化により、緑のネットワークを構築しています。これら緑化に用いられた、地下支柱や人工土壌、灌水システム等の高い技術と巧みなデザイン性が評価されました。

ここで導入された技術のうち特徴的なものとして以下の点があげられる。
1. 
森ビル㈱/㈱久米設計/㈱タウンスケープ研究所/㈱グリーン・ワイズ/鹿島建設㈱/イビデングリーンテック㈱/㈱日比谷アメニス 虎ノ門ヒルズステーションタワー・グラスロック・江戸見坂テラス
緑化位置平面図

全体デザインは、「アクティビティバンド」をコンセプトに、新虎通りから赤坂・虎ノ門エリアに抜ける都市の軸線を意識し、地上部だけに関わらず、デッキレベル・壁面・斜面地・室内・上層階に至るまで多彩な場所に緑化を施し、変化のある多様な緑に触れ合える空間をつくることを目指した。


2. 
森ビル㈱/㈱久米設計/㈱タウンスケープ研究所/㈱グリーン・ワイズ/鹿島建設㈱/イビデングリーンテック㈱/㈱日比谷アメニス 虎ノ門ヒルズステーションタワー・グラスロック・江戸見坂テラス

(1)南東側の斜面緑化では、ハニカム状の土壌枠を用いたテラセル工法を用いて(黄色枠写真)、色彩豊かな低木・地被類を植栽することで、1年を通して華やかさと緑のボリュームを演出した。(2)維持管理は、事業主、植栽管理会社、植栽監修業者等が集まり、モニタリング・定例会議等を通して緑地状況を確認している。


3. 
森ビル㈱/㈱久米設計/㈱タウンスケープ研究所/㈱グリーン・ワイズ/鹿島建設㈱/イビデングリーンテック㈱/㈱日比谷アメニス 虎ノ門ヒルズステーションタワー・グラスロック・江戸見坂テラス

(3)地上~2Fレベルを繋ぐ壁面は、つる植物(ヘデラ・カナリエンシス)をメッシュパネルに誘引し、年間を通した緑のボリュームを確保した。(4)49Fの屋上緑化は、エバーグリーンの芝生、中高木を含む植栽地、10m超えの高さの壁面緑化等、多層的な緑が展開されている。




敷地面積:13,960㎡
応募作品面積:13,960㎡
緑地面積:7,135㎡
住所:東京都港区虎ノ門2-6-1