第24回 緑化技術コンクール

第24回 環境大臣賞:緑化施設部門 (東京都練馬区)
西武鉄道㈱/㈱西武不動産/西武緑化管理㈱/㈱武田清明建築設計事務所/ACID NATURE 乙庭 石神井公園駅~大泉学園駅間の高架下広場
西武鉄道㈱/㈱西武不動産/西武緑化管理㈱/㈱武田清明建築設計事務所/ACID NATURE 乙庭 石神井公園駅~大泉学園駅間の高架下広場01 ©hamada masaki<br>自然あふれる庭でありながら、屋根付きであるため、強い日差しや雨からも守られたまちのイベント空間となっている。
©hamada masaki
自然あふれる庭でありながら、屋根付きであるため、強い日差しや雨からも守られたまちのイベント空間となっている。

 本作品は、鉄道高架下で光・風・水の資源を活用して、創出された緑化施設です。
 高架での雨水循環利用へのチャレンジと、確立された緑化技術・工法の採用、夏の高温化が進む中、鉄道高架下という特殊な空間のメリットに着目し、イベントなどの地域の活動空間に位置づけた点が高く評価されました。

ここで導入された技術のうち特徴的なものとして以下の点があげられる。
1. 
西武鉄道㈱/㈱西武不動産/西武緑化管理㈱/㈱武田清明建築設計事務所/ACID NATURE 乙庭 石神井公園駅~大泉学園駅間の高架下広場

(左):広場内の舗装の輪郭部分を平板でランダムに配置。将来、街の人が植物を植えられることへの期待が込められている。(右):高架橋に溜まった雨水を利用し、手押しポンプによってスプリンクラーから水やりができる仕組み。


2. 
西武鉄道㈱/㈱西武不動産/西武緑化管理㈱/㈱武田清明建築設計事務所/ACID NATURE 乙庭 石神井公園駅~大泉学園駅間の高架下広場

(左):イベントで使用したマテリアル(パレット什器、西武ドームの人工芝、としまえんのベンチ、線路のバラスト)をアセンブルした、廃材の活用による場づくり。(右):高架下は暗く陰湿なイメージを持たれがちだが、雨が降っても日差しが強くても、天候に左右されることなく、緑に癒されながら人が集える、都市が生み出した憩い空間となっている。


3. 
西武鉄道㈱/㈱西武不動産/西武緑化管理㈱/㈱武田清明建築設計事務所/ACID NATURE 乙庭 石神井公園駅~大泉学園駅間の高架下広場

デザイン計画:自然×人工物でつくる屋根下の広場




敷地面積:891.20㎡
応募作品面積:891.20㎡
緑地面積:191.40㎡
住所:東京都練馬区石神井町8丁目10地先