第23回 緑化技術コンクール

第23回 日本経済新聞社賞:緑化施設部門 (長野県大町市)
サントリープロダクツ株式会社天然水北アルプス信濃の森工場・株式会社竹中工務店・株式会社愛植物設計事務所 サントリー天然水北アルプス信濃の森工場
サントリープロダクツ株式会社天然水北アルプス信濃の森工場・株式会社竹中工務店・株式会社愛植物設計事務所 サントリー天然水北アルプス信濃の森工場01 老齢化したアカマツを伐採し、明るく生まれ変わった落葉広葉樹中心の森
老齢化したアカマツを伐採し、明るく生まれ変わった落葉広葉樹中心の森

 本作品は、北アルプス山麓に位置し、自然景観資源を活かした緑化施設です。
 景観資源マッピングと地元植木生産者との連携による敷地内自然景観資源の活用、アカマツ林を伐採した林相転換と材の有効活用、隣接する国営公園と連携した環境学習支援プログラム等の取組みが評価されました。

ここで導入された技術のうち特徴的なものとして以下の点があげられる。
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サントリープロダクツ株式会社天然水北アルプス信濃の森工場・株式会社竹中工務店・株式会社愛植物設計事務所 サントリー天然水北アルプス信濃の森工場
サントリープロダクツ株式会社天然水北アルプス信濃の森工場・株式会社竹中工務店・株式会社愛植物設計事務所 サントリー天然水北アルプス信濃の森工場

(上)自然景観マップ。現地踏査及びGPSによる景観資源マッピングと点群測量により植生と地形を把握し、既存樹木を残しながら景観資源をめぐる動線を計画。


(下)樹林帯の植栽パターン。幅15m、延長200mにわたり、半成木、苗木、低木を混植することで、将来的な間引き等の管理作業を省力化と、建物の遮蔽機能の早期的発揮を期待。


2. 
サントリープロダクツ株式会社天然水北アルプス信濃の森工場・株式会社竹中工務店・株式会社愛植物設計事務所 サントリー天然水北アルプス信濃の森工場
サントリープロダクツ株式会社天然水北アルプス信濃の森工場・株式会社竹中工務店・株式会社愛植物設計事務所 サントリー天然水北アルプス信濃の森工場

乳川テラス(左上)や見学ルート(右上)、近接する国営アルプスあずみの公園(大町・松川地区)と連携した「天然水の森」活動(下)等により次世代へ水の大切さを伝える学習の場を提供。




敷地面積:406,290.81㎡
応募作品面積:215,049.64㎡
緑地面積:187,573.29㎡
長野県大町市常盤8071-1