第22回 屋上・壁面緑化技術コンクール
第22回 都市緑化機構会長賞:特定テーマ部門 (─) | |
つちみちぺイブ | 国立大学法人奈良国立大学機構奈良女子大学 日本興業株式会社 |
本製品は、土と消石灰、天然にがりを混ぜてたたき固めた「三和土(たたき)」の技法をセメントブロックの製造技術に応用して開発されました。三和土の優れた吸水性や保水性を持ち、土の持つ、人にやさしい風合いを生かすとともに、従来のインターロッキングブロックと同等の強度と品質も確保しています。 |
ここで導入された技術のうち特徴的なものとして以下の点があげられる。
1.
土系舗装の性能指数の一つで、路面の歩きやすさを評価するSB係数(反発弾性)は、小さいほど体に対する負担が少ないと言われています。本製品のSB係数は、コンクリート平板やレンガブロック、自然石舗装と比べて小さい値を示していることから、土の柔らかな素材感を有する舗装であることが示されます。
2.
真砂土・黄土・瀬戸のほか、現場発生土を使用することで、地域性の演出はもちろん、一般的なコンクリートブロックと比較して、CO2の排出量を約44%抑制できます。また、天然素材のみを原材料として使用しているため、使用後は産業廃棄物とはならず、そのまま土壌へ還元することができ、ライフサイクルにおいても自然環境に配慮した製品になっています。
販売・提供開始時期 2021年10月1日 |