第20回 屋上・壁面緑化技術コンクール

第20回 環境大臣賞:屋上緑化部門 (東京都渋谷区)
NTT都市開発株式会社
株式会社竹中工務店
株式会社伊東豊雄建築設計事務所
株式会社朝日興産
WITH HARAJUKU
NTT都市開発株式会社 株式会社竹中工務店 株式会社伊東豊雄建築設計事務所 株式会社朝日興産 WITH HARAJUKU01 全景<br data-lazy-src="https://urbangreen.or.jp/wp-content/uploads/2022/02/af20-03-1.jpg"><noscript><img src=
全景
©Nacasa & Partners
NTT都市開発株式会社 株式会社竹中工務店 株式会社伊東豊雄建築設計事務所 株式会社朝日興産 WITH HARAJUKU02 竹下通りからの景観<br data-lazy-src="https://urbangreen.or.jp/wp-content/uploads/2022/02/af20-03-2-200x300.jpg"><noscript><img src=
竹下通りからの景観
©Nacasa & Partners
NTT都市開発株式会社 株式会社竹中工務店 株式会社伊東豊雄建築設計事務所 株式会社朝日興産 WITH HARAJUKU03 平面図
平面図

 本作品は、明治神宮の杜に面した鉄道駅前に立地する複合商業施設の緑化である。原宿駅側から竹下通り・裏原宿側にある約8mの高低差を活かし、街とシームレスにつながる「みちの建築」を計画コンセプトとしている。明治神宮の広大な深い杜と街区をつなぐ小高い丘のようなランドスケープは、地域生態系に配慮した在来種を主体とした植栽となっている。
 明治神宮の緑とのネットワーク形成と、回遊と空間利用を促す変化に富んだ多様な植栽形態により、ヒートアイランド対策及び生物多様性の確保に資する点が高く評価された。

■緑化技術の概要
WITH HARAJUKUにおける技術的な諸元は以下のとおりである。
作品面積 南敷地
1,089. 80㎡
設計上の荷重条件
実際の荷重
400㎏/㎡ (展示場テラス)
900kg/㎡ (テラス)
階数 2-5階屋上
(屋上緑化のみ)
土壌厚 200~700㎜ 土壌の種類と
名称
軽量土壌 土壌の湿
潤時比重
1.0
植栽数量 高木:112本 中木:132本 低木:4,446本 地被:5,306㎡
潅水方法 自動潅水システム(点滴式)
ここで導入された技術のうち特徴的なものとして以下の点があげられる。
1.「源氏山」の再生によって、明治神宮の緑を街へ拡張
NTT都市開発株式会社 株式会社竹中工務店 株式会社伊東豊雄建築設計事務所 株式会社朝日興産 WITH HARAJUKU
セットバックするテラスに連続する緑によって源氏山の緑を表現

 古地図に記された計画地周辺の旧地名「源氏山」の再生を目指し、敷地内の高低差を活かした階段状のテラスを計画した。地域生態系に配慮した在来種主体の混植により、枯損リスクを低減するとともに他の樹種・個体による補完を促し、植栽維持管理の負担低減を図った。


2.建築構造と一体化することで、重層的な緑を実現
NTT都市開発株式会社 株式会社竹中工務店 株式会社伊東豊雄建築設計事務所 株式会社朝日興産 WITH HARAJUKU
建築の層間部分の緑化
©Nacasa & Partners

 建築の層間部分にプレキャストコンクリートによる深い庇を作り、その上を緑化することで、重層的なボリュームのある緑を創出した。


3.街とシームレスにつながる屋上テラス
NTT都市開発株式会社 株式会社竹中工務店 株式会社伊東豊雄建築設計事務所 株式会社朝日興産 WITH HARAJUKU
イベントスペースとしての屋外テラス

 「パサージュ」が街から人の流れを引き込み屋外テラスへと導くことで、街と屋外テラスがシームレスにつながる。屋外テラスは待ち合わせや休憩の場となるだけでなく、ポップアップイベントスペースの用途も兼ねており、季節、時間、活動のスケールに応じた多様なアクティビティの場を提供している。