第33回 緑の環境プラン大賞

  • ポケット・ガーデン部門
第33回 国土交通大臣賞 (千葉県市原市)
花咲き山 緑が育つ人が集まるみんなのガーデン「ららぱーく」
花咲き山 緑が育つ人が集まるみんなのガーデン「ららぱーく」01
花咲き山 緑が育つ人が集まるみんなのガーデン「ららぱーく」02
花咲き山 緑が育つ人が集まるみんなのガーデン「ららぱーく」03
山林と畑に囲まれているため“緑”は豊かにあるが、近くに街区公園がなく、地域の人が憩う場所がありません。そのような場所で地域住民が集い木陰で一休みできる場所として親しまれており、コミュニティを形成する上で、重要な役割を果たしている。近隣の椎津城跡地指定をきっかけに、子どもたちの学びの場を充実させ、多世代の交流を促進していくため、遊びながら学べるちびっ子広場と、園内外から見ても楽しめるボーダーガーデンを整備するものです。整備後、これまで築きあげた植栽と新たな植栽・空間を生かし見て楽しむ、触って学べる体験・交流する機会を創ります。

「ららぱーく」は、地域と共に作りあげてきたコミュニティガーデンです。当敷地では「3.11記念樹」として植えた福島県三春の滝桜や、2019年の台風15号で被害を受けた市原市の花桃の木を移植してシンボルツリーとしています。また地元の小学校と連携し、新一年生の校外学習の場としても活用されています。今回のプランでは、長年の地域コミュニティの場としての意義やローメンテナンスが可能な設計のほか、落ち葉等の堆肥への利用、伐採で生じた竹チップの活用など、地域資源を活用した環境への寄与も高く評価されました。