上野公園・不忍池がある一方で、建て詰まった繁華街には極めて緑が少なく、“農地ゼロの街”である台東区において、ビルの屋上や壁面のスキマに着目し、2021年度から地元商店会と東京大学が連携する形でホップの栽培を開始しています。
　2022年からは地元ブルワリーでの醸造を開始し、コンポストの利用、ツルの活用など多方面に楽しみを共有することで、チェーン店化が進み下町らしいコミュニティが弱まる地域において、新しい緩やかなコミュニティの形成を進めています。
　現在では7箇所にサイトを拡大し、近隣住民、学生、周辺企業、行政など計80名以上がプロジェクトに参加しており、地元企業や住民の地域への愛着を醸成しながら活動を拡充しています。