再生の杜は、清水建設㈱技術研究所が2006年に開設した都市型ビオトープであり、都心臨海部の埋立地に多様な動植物が生息できる緑地を創出し、15年以上育成とモニタリングを継続しています。絶滅危惧種を含む300種以上が継続的に確認され、生態系ネットワークに貢献しています。江東区緑の基本計画内で「区民・事業者」が連携する場として位置づけられており、地域連携を深めるとともに、環境教育の場としての活用等、自然共生社会の実現に向けた活動が展開されています。
　セキュリティの高い研究施設でありながら、環境教育や産官民による地域連携の場としての活用を試みている点、実践知を広く発信していくことで都心臨海部におけるネイチャーポジティブなまちづくりへの展開を目指している点などが評価されました。