持続可能で健全な里山環境の創造を目指して、敷地内の放置林を10年間に渡る作業で「植草共生の森」として整備しています。人の手を加え続けることで、遷移の途中段階である健全な里山環境を維持し、多様な生物が生息できる環境になっており、在学生の学びの場・くつろぎの場としてだけではなく、地域の方々にも緑の大切さを直接体験し、感じてもらう場として提供されています。
　また、健全な里山の育成のため、大学の組織に位置付けられている植草共生の森運営委員会にて、毎年計画と目標を設定し、全体で方針を共有することで、健全な里山の維持管理を継続的に行う体制を確保しています。同学卒業生の多くは教職に就くため、自然の重要性について実感を伴い、その大切さを次世代に伝える素晴らしい教材となっています。