中心市街地活性化事業の進む町有地の一部で、消防署跡地の空間を暫定的に緑化し、コロナ禍における屋外スペースの創出に加え、広場整備や寄せ植え街路樹の実証実験を目的として整備・運営を行った事例です。
　アスファルト舗装への植栽は、植穴の掘削、残土の撤去後に新たに客土し樹木を植えこむことが一般的ですが、一年間という暫定利用のため、移動可能な寄せ植え街路樹等植栽パレットでの緑化やテラス、ベンチなどを設置し、広場を展開しました。
　この寄せ植え植栽パレットによる空間緑化を通じたまちづくりや、生態系ネットワークづくりの普及を目指しており、都市空間における有期的な緑化や、規模や立地に縛られない新たな緑地創出の試みなどが、今後の展開や広がりを期待し評価されました。