盛岡セイコー工業では、2011年グループが定めた「生物多様性行動指針」に基づき、工場敷地内での「生物多様性に配慮した緑地づくり」に取組むこととしました。専門家の指導を仰ぎながら、周辺環境のなかでこの工場の緑地がどのような位置づけ、どのような意味合いをもつのか認識を深め当該緑地の整備の方針等を検討し、緑地の質を高める改善や、適正な維持管理手法を学び、社内の環境活動などで実施してきました。取組みの結果、エビネなどの希少植物の生育ほか、敷地内に設置した巣箱では鳥やリスの巣造りも毎年確認され、生物多様性の向上が見られるようになりました。
　企業の責任として豊かな環境づくりに努めようとする姿勢、立地特性から求められる緑地の機能に着目した取組み等の実績が高く評価されました。