第39回 緑の都市賞

第39回 都市緑化機構会長賞:緑の市民協働部門 (埼玉県熊谷市)
市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業事務局 市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業
市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業事務局 市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業01
市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業事務局 市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業02
市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業事務局 市民協働「熊谷の力」小江川地区1000本桜事業03

40年以上放置され荒れた里山の改善を2009年、市の市民提案制度で採択されたのが事業の始まり。5.2㎞の桜並木と総延長12kmのサクラロードが完成した。200年前の石碑の発見、整備、ホタルも40年振りに復活、大鷹が移り住む環境となり、今では市民の憩いの場となった。

本事業は、熊谷市では希少となった森林(7.4ha)を保全し、桜の名所として再生する活動です。40年以上放置されてきたこの森は荒れ果て防犯面や景観面もひどい状態でした。これを憂い小江川自治会では、 2009年、熊谷市の市民提案制度に1000本桜事業を提案し採択され活動が発足しました。全長12kmaのハイキングコース(うち5.2kmが桜並木)の整備のほか、 1,016本の桜を植栽し熊谷を代表する桜の名所とっています。森の保全活動の結果、 40年ぶりにホタルが復活し、オオタカの営巣も確認できる環境となりました。また、近隣の老人ホームの利用者をはじめ、市民の散策コースとして親しまれています。
 自らの手で魅力的で快適な環境にしていこうとする取組み、 10年間の活動成果としての環境や景観の変化等や多様な人々の関わりが高く評価されました。