広尾ガーデンフォレストは都心に立地するマンションであり、緑豊かで落ち着いた街並み・景観との調和や土地の歴史の継承を重視したランドスケープ計画の策定、積極的な既存樹木の保存・移植を行い、四季を感じる樹種の選定や樹木の成長と共に魅力が増していく住宅となるように、建物・ランドスケープの総合的な企画を目指しました。旧日赤病院時代からの桜並木や移植・保存した大銀杏などの多くの既存樹木を積極的に保全し、環境への配慮とともに次代への緑の継承を図っています。居住地内には地下駐車場上部の人工地盤を利用して、ケヤキをシンボルツリーとして多種にわたる植栽と小川を配した広大な中庭を設け、季節感あふれる憩いの空間を創出しています。また敷地外周部には、桜並木をはじめとする既存木と新たな植栽によるグリーンベルトを創出、更に緑を配した自主管理歩道やポケットパークを整備して地域住民の憩いの空間を生み出すなど地域とのコミュニケーションにも配慮しています。