建設後４０年を経過した多摩平団地の建替えにあたり、居住者と市、機構の三者によるワークショップを開催し、緑の将来像等についての検討を重ね、敷地内に残る既存の樹木などの緑を最大限活用した環境資産の継承・育成、市の緑化重点地区に位置づけられる同地区周辺の公園緑地等とのネットワーク化による快適なまちづくりに寄与することなどを目的とした緑化に取り組んでいる。緑化にあたっては、地区内に残る貴重なモミの樹林及び既存の高木５２４本を保存・活用するなど緑豊かな環境の形成に努め、維持管理は、自治会、市、機構の三者が役割分担・連携して行っている。