第20回 緑の都市賞

第20回 建設大臣賞:緑の都市づくり部門 (栃木県宇都宮市)
宇都宮市 宇都宮市
市内の樹林地は年々減少しており、市街化区域内に残された貴重な樹林地として鶴田沼緑地の保全を進めている。同緑地の保全にあたっては、ため池が機能し、里山の自然が保たれていた頃の樹林と湿原の復元を図り、市民主体の管理を行っている。現在、市の出捐により設立された財団法人グリーントラストうつのみやにより2.2ha の保全契約が結ばれている。このほか、公園内の花壇に花苗や資材の助成等を行い、市民自らが樹木や花などの「みどり」の植栽を行う「エコ花壇」、市民が街路樹や植樹桝周辺の清掃、管理を行う「樹木の里親制度」、市民参加による「みどり野ふれあい公園」の整備など、市民主体の緑化事業を推進している。今後は、鶴田沼緑地の保全を進めるとともに、市民ボランティアの指導者育成を行っていくこととしている。