第21回 屋上・壁面緑化技術コンクール
| 第21回 日本経済新聞社賞：屋上緑化部門 (栃木県宇都宮市) | |
| 株式会社梓設計 大成建設株式会社 株式会社安藤設計 有限会社ソラ・アソシエイツ |
日環アリーナ栃木（栃木県総合運動公園東エリア） |
南側道路上空から交流の丘とマロニエテラスをみる |
本作品は運動公園施設の緑化です。地下通路の周辺一帯を掘り下げて2階の広場「マロニエテラス」、公園との一体性を確保した広場「交流の丘」は、県内で採取した苗や種を発芽・育成した『群集マット』を設置しています。 |
ここで導入された技術のうち特徴的なものとして以下の点があげられる。
１．
中央エリアの接点である地下のレベルまで地盤を下げ、その地下通路から頂部に位置する「マロニエテラス」に至る高低差8.5mを操作し、ゆるやかな丘を計画した。盛土によるゆるやかな「交流の丘」を計画することで、巨大なアリーナの建物ボリュームの圧迫感を軽減するよう配慮している。
２．
マロニエテラスに設置したベンチ内部の植栽には群集マットを採用している（上）。凹凸型育成トレーで栽培した群集マット（下）は自然本来の植生を再生し、施工直後から景観的に美しく、雑草の侵入防止として有効である。