麻布ガーデンズは、東京都港区元麻布にある新築の低層マンションで、壁面緑化やテラス緑化などを組み合わせ760㎡の緑化を行っている。
地下階に設けられたドライエリアと呼ばれる坪庭背面は、4ｍのコンクリート擁壁となっているため、ミズゴケ樹脂ネットで包んだアースウォールという植栽基盤材をアンカーボルトで固定し、耐陰性の高いシダ類などを寄せ植えすることで緑の壁を創出している。
また、各階テラス部分にはバイオキューブという３面を植栽できる基盤を設置し、建築デザインと一体化した緑化を行っているほか、道路側の擁壁にも土壌を充填して上部にボリュームある植栽を行うなど多様な植栽基盤の組合せにより立体的な緑化を行っている。
限られた敷地に対して多用な緑化技術を用いることで、マンションに緑量ある植栽を行っている点や、緑が街並みや建築デザインに調和している点が評価された。