福祉関連の研究所に附属するグループホーム（少人数の痴呆性高齢者がスタッフとともに共同生活を行ない症状の進行を穏やかにし介護の負担軽減を図る施設）に整備された屋上庭園である。
緑の草原に青空が広がるように見え、花やみどりに触りやすい高さとなるよう屋根の一部を傾斜屋根とした。斜面緑化の植栽基盤は、土壌袋と平板状の土壌を組み合わせ飛散防止を図るとともに、土壌性能に幅を持たせて植物の様々な指向に対応している。
外部にも開放されており「ほのぼのとした安らぎの空間」はここち良く、秀逸で高く評価される。