本施設は、地域に根ざした高齢者福祉・医療の中核となる医療センターである。設備主導になりがちな従来の病院とは異なり、患者のQOL(Quality of Life・生活の質)を高める安らぎや癒しの空間の創出を重視している。
緑の持つ様々な効果を病院の機能として取り入れるため地上部・屋上問わず緑化を積極的に行っている。また、体内リズムの活性化という考え方に基づく四季の移り変わり・一日の経過を感じる工夫や病室の位置を忘れないための病室番号と植物の絵の併設など、患者の視点に立った配慮が行われている。