緑の都市賞 受賞一覧(受賞回別)

第43回 緑の都市賞 受賞一覧

「緑の都市賞」今回の受賞団体は、以下の通りです。

第43回 内閣総理大臣賞:緑の事業活動部門 (東京都世田谷区)
一般社団法人シモキタ園藝部 シモキタ園藝部

小田急線線路跡地の再開発(全長約1.7km)で創出された「下北線路街」を中心に、植物と人とまちの新しい関係づくりをコンセプトにしたコミュニティ活動。創出された緑地の活用育成管理の他、様々なイベント運営や園藝學校の開催など植物とまちを結ぶ多彩な事業を展開している。ワーカーズコープをモデルとした社会改善事業の新たな取り組みを実践している点が高く評価された。


第43回 国土交通大臣賞:緑の市民協働部門 (埼玉県鶴ヶ島市)
特定非営利活動法人つるがしま里山サポートクラブ 市民の森の維持・保全と市民の自然体験活動

鶴ヶ島市が地権者と契約した約15haの市民緑地等の管理を通じ、都市環境の保全、地域への環境体験の場を提供する等、20年の活動を通じ、子ども達の健全な育成について着実な成果をあげている。市内の里山について独自に分析し報告書を取りまとめる等、活動の成果の蓄積や情報発信にも努めている。


第43回 国土交通大臣賞:緑の市民協働部門 (福岡県糸島市)
NPO法人いとなみ 市民参加型の間伐と木材活用による地域の豊かさの循環

糸島市が所有する杉・ヒノキの市有林で市民参加型の皮むき間伐を行い、その材を地域で活用することで「森と人、海や暮らしとの繋がり」の普及を目的とした活動。市民、子ども、学生、企業、福祉施設、周辺自治体等とも関係を築き、木工、染めもの等の商品開発やSNS等を通じた様々な世代に関心を促す働きかけなど、活発な活動が評価された。


第43回 国土交通大臣賞:緑の事業活動部門 (東京都新宿区)
大日本印刷株式会社 大日本印刷株式会社 市谷の杜

本社社屋の建替えに伴い、約1万5千㎡の武蔵野の雑木林をイメージした「市谷の杜」を人工地盤上に創出した。緑地創出の計画には専門家を加え、社員も積極的に観察や維持管理を担い植栽管理の課題発見に努めている。長期的な視点で計画されている点、都内一等地で人工地盤上を肥沃な土壌で緑化したという点等が高く評価された。


第43回 都市緑化機構会長賞:緑の市民協働部門 (茨城県結城市)
結城里山の会 多くの人が集い広がるつなげる里山再生

荒廃していた薪炭林(コナラが優占した平地林)の保全再生活動に取組み、子供たちが自然にふれ安全に学べる里山づくりを実践している。適切な管理により、多様な野草や生物の生育生息地の確保、里山景観の維持など長期的な貢献の実績が評価された。


第43回 都市緑化機構会長賞:緑の事業活動部門 (福島県白河市)
住友ゴム工業株式会社 白河工場 住友ゴム白河工場の緑化推進・地域社会貢献活動

1974年操業開始の白河工場は「自然との調和」「公害を出さない」「地域との密着」のスローガンのもと環境保全活動を継続。里山保全活動や育苗した苗木を福島県主催のイベント来場者ならびに近隣の方々に提供するなど、地域社会貢献活動の実績が評価された。


第43回 都市緑化機構会長賞:緑のまちづくり部門 (茨城県守谷市)
守谷市 官民連携によるグリーンインフラを活用したまちづくり

グリーンインフラの概念を活用したまちづくりを進めるため、総合計画、都市計画マスタープラン、緑の基本計画に反映し施策を展開。2018年、「もりやグリーンインフラ推進協議会」を設立、官民連携による緑地の保全・整備、普及啓発活動等幅広く展開している。


第43回 第一生命財団賞:緑の市民協働部門 (千葉県千葉市)
学校法人植草学園 植草学園大学 植草共生の森

2012年から同学園敷地内の放置林の整備を始め、10年を経て里山景観をとり戻した。在学生の学びや寛ぎの場はもとより、地域住民にも親しまれる場となっている。同校卒業生の多くが教職に就くため、自然の大切さを次世代に伝える良い教材となっている。


第43回 奨励賞:緑の市民協働部門 (東京都港区)
北四国町会 芝のはらっぱ実行委員会/
三田の家有限責任事業組合
芝のはらっぱ

都心の住宅街に、誰もが自由に過ごせる交流の庭づくりを行う。町内会による遊休空地活用計画であり、区の地域交流拠点と連携し、住民参加型で計画、造成、日々の運営管理を実施。地域住民発のイベント等への活用も進めている。


第43回 奨励賞:緑のまちづくり部門 (東京都葛飾区)
葛飾区 かつしか花いっぱいのまちづくり

平成25年度から、区の基本計画内で「花いっぱいのまちづくり」を設定し、区民と協働で推進している。現在は自治町会や商店街、学校等によって、交流・地域活性等を目的に街角の150箇所以上の花壇で活動が行われている。