フラワーポール管理の手引きpart 2

フラワーポール管理の手引きpart 2

出版:公益財団法人 都市緑化機構


うっかりさんでも楽しくできる草花の育て方


 1.この本を使っていただく方へ
 この本は、草花を美しく咲かせていきたい、しかし難しいことはできない、大変な手間はかけられないという方のために、維持管理はどこまで簡略化できるか、簡略化しても草花を美しく咲かせていくためのコツはどういうところにあるかを説明した解説書です。
  公的機関、学校、病院、企業などがフラワーポールやコンテナなどを設置し、管理の担当になった方が必要最小限の作業によって、草花を痛めず、長期間美しく花を保っていただけることを考慮しました。
  また、商店街や町内会、同好会などで設置し、会員の方などが当番制、交代制でフラワーポールやコンテナの手入れをする場合にはこの本を共通の作業手順としていただくことができます。
  さらに家庭において、はじめてだけれどご自宅を美しく花で飾ってみようと思っておられる方にお使いいただける、きわめて簡単な手入れの方法を中心に解説してあります。
 草花が上手に手入れでき、これをきっかけに草花を育てる方が増え、家から道路、公園へと街全体が花でいっぱいになることを期待しています。


 


2.この本の主な内容


(1)フラワーポール(『立体花壇』ともいいます)やコンテナに植えた草花の手入れの手順を説明しています。プランターや植木鉢なども基本的には同じです。


(2)初夏に植え付けた後、秋にもう一度植え替えをします。年2回の植え替えと手入れで、最小限の作業により1年中花を絶やさないようにするもっとも簡略化した方法で構成しています。


(3)草花の種類は育てやすい代表的な10種類に限って全体を組み立てています。


(4)手入れは、必要最小限の「水やり」「花がら摘み」「施肥」「害虫の駆除」が説明してあります。


(5)植え替えはご自分の手で行うことを想定し、その方法を説明してあります。


(6)この本は必要最小限の手順を説明しています。したがって全ての手順に、より高い水準や、より完全と思われる方法、より美しい草花への入り口が見えてきます。この手順にあきたりなくなった方、次のステップに進んでみようと思われる方は、この本をベースに、さらに美しい花壇づくりへと進まれることを期待します。