みどりの技術プラットフォーム|特殊緑化の効果効用

生理・心理効果

特殊空間緑化により、人々が日常接することも多い、住宅やオフィス空間の屋上、 壁面及び屋内に植物を導入することは、以下のような心身の健康をもたらします。

  • 緑化の審美的効果による、やすらぎ感の向上やストレスの軽減など。
  • 植物の揮発成分の薬理効果によるアロマテラピー作用(疲労の回復、鎮静)や、快適感など。
  • 植物を育てたり、管理することで得られる、余暇的効果や心身のリフレッシュ効果など。

生理・心理効果

 テクノストレスの回復、ゆとりややすらぎの創出などの生理・心理効果を発揮します。

エコ・アップ効果

 特殊空間緑化により、点から線へ、線から面へ、都市内の緑のネットワークが形成され、生物の行動領域が拡大するなどのエコアップ効果が期待されます。都市のエコアップは、多様な生物に支えられた都市の生態系を形成し、身近な自然にふれあう機会を増大します。
  • 植物、土壌、水等の自然的な環境要素の導入による、さまざまな生物に対する生息単位空間の創出など。
  • 公園、道路、住宅地、社寺林などの緑と連帯することによる、都市内の生物の行動領域の拡大など。
  • 人工化、均質化した都市的環境に対して、生物的環境の導入による、多様化の実現など。

エコアップ効果

 特殊空間緑化のエコアップ効果が、都市の生物相を多様で豊かなものにする。

物理的環境改善効果

特殊緑化技術によって、建築物や土木構造物に導入した植物や土壌は、都市の大気浄化を促すとともに、太陽熱の吸収や放熱を緩衝し、都市の乾燥化やヒートアイランド現象の軽減、エネルギー消費量の削減による、環境負荷の小さな都市環境の創造に貢献します。

大気浄化効果

 大気中のCO2、NO2、オキシダント等の吸収や微細な塵等を吸着するなどの浄化効果など。

熱収支緩和効果

 都市のヒートアイランド現象の軽減効果や、建築物の熱環境改善に伴う省エネルギー効果など 。

雨水流出緩和効果

 植物及び土壌の保水作用による、雨水貯留効果や雨水流出緩和効果など。

乾燥防止効果

 植物の蒸散等による冬季の乾燥防止効果及びアレルギー予防効果など。

屋上緑化による温度緩和効果

屋上緑化技術の研究 (平成7年3月 住宅・都市整備公団 / 協力(財)都市緑化技術開発機構)

物理的環境改善効果

 効果公園、街路樹等の緑とともに、大気浄化、熱環境改善、雨水流出緩和などに寄与します。