第22回「緑の環境デザイン賞」審査結果
第22回「緑の環境デザイン賞」審査結果
平成23年度「緑の環境デザイン賞」は、平成23年5月9日から9月20日にかけて作品募集を行い、11月8日の審査会において以下の4作品の受賞が決定し、各受賞作品に対して、約800万円の緑化工事助成費が副賞として贈呈されました。
平成24年春には緑化プランが実現しています。受賞一覧ページで、実現した様子(写真)をご紹介しています。
「緑の環境デザイン賞」受賞一覧
受賞作品の概要
【国土交通大臣賞】 |
作品名 |
そらぷちガーデンともだちばたけ |
応募団体 |
公益財団法人そらぷちキッズキャンプ |
活動場所 |
そらぷちキッズキャンプ |
所在地 |
北海道滝川市乙町 |
そらぷちキッズキャンプは、全国で20万人と言われている難病と闘う子どもとその家族が、自然の中で笑顔で楽しいときを過ごし、「楽しい思い出」「すばらしい仲間」「生きる力」「希望」を得ることのサポートに取り組んでいる。そらぷちキッズガーデンでは、雪解けから夏までの間、地域の子どもたちが野菜を育て、キャンプに来る患児と共に収穫体験を楽しむ畑。活動を通じ、命や生きることの素晴らしさに気づき、患児も健常児も共にこの空間から羽ばたくことを願い、「そらぷちガーデンともだちばたけ」と名づけられた。 |
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【国土交通大臣賞】 |
作品名 |
中学生がつくる大井町自然再生観察園 |
応募団体 |
学校法人小野学園女子中学・高等学校 |
活動場所 |
小野学園自然観察園 |
所在地 |
東京都品川区大井 |
小野学園は東京都品川区という、自然環境に触れ学ぶという点では必ずしも恵まれているとは言い難い地域に立地する。小野学園では理科教育を重視し、特にホタルを題材とした研究・教育活動に取り組んできた。「中学生がつくる大井町自然再生観察園~人と生物の共存を考える場所~」では、子どもたち自らホタルの自生に必要な条件を検討し、自分達の手で都内にいなくなったホタルを再生させる環境をつくることに取り組んでいる。子どもたちの学習の場に加え、地域の集いと安らぎの場となることを目指している。 |
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【緑化大賞】 |
作品名 |
つながる,ひと,まち,みどり
-花と緑の坂道づくり- |
応募団体 |
鶴川6丁目団地管理組合 |
活動場所 |
町田市鶴川6丁目団地内8街区坂道 |
所在地 |
東京都町田市鶴川 |
鶴川6丁目団地は多摩丘陵にある分譲住宅団地で、その完成から40年あまりが経過し成熟期を迎えた。他の大規模団地と同様に、施設の老朽化や高齢化といった課題も抱えている。本計画の対象地である坂道は通称「地獄坂」とも呼ばれており、高齢化した住民を悩ませている。本計画は、コンクリートの擁壁に囲まれた「地獄坂」を、様々な植物を用い緑化し、木陰の美しい、生き物にも人にも優しい空間とし、また人々が滞留し交流できるようデザインされている。滞留と緑化活動を通じた交流により、地域の活性化も期待される |
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【緑化大賞】 |
作品名 |
ひかり保育園ふれあい
ビオトープガーデン |
応募団体 |
社会福祉法人心耕福祉会ひかり保育園 |
活動場所 |
ひかり保育園ふれあい
ビオトープガーデン |
所在地 |
宮崎県北諸県郡三股町 |
ひかり保育園では、地域の強い要望を受け従来の保育園の機能に加え、学童保育やフリースクールとして不登校の子どもたちなどを広く受け入れ、地域に貢献するよう取り組んでいる。本計画は、地域児童の環境教育の場として、感性や自然を愛しむ心を養う空間づくりを目指している。地域の人々が語らいながら交流できるコミュニティガーデンとしての機能、安全に配慮した自然遊びの空間づくり、多様な生き物の生息空間の保全等も考慮しデザインされており、地域の環境づくり人づくりの拠点となることが期待されている。 |
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緑の環境デザイン賞