緑の環境デザイン賞 『おもてなしの庭』 助成プログラムのご案内
「緑の環境デザイン賞」25周年記念特別企画にて実施
公益財団法人 都市緑化機構と第一生命保険株式会社(社長 渡邉 光一郎)は、両者が主催する「緑の環境デザイン賞」が今年創設から25周年の節目を迎えるのを記念し、2020年までの期間限定の特別企画として、花と緑で観光客を迎える「おもてなしの庭」を創出するプランを募集のうえ整備費を助成するプログラムを実施いたします。
「緑の環境デザイン賞」は、緑豊かな都市環境の形成など生活の質の向上を図るとともに緑の持つ環境保全機能(ヒートアイランド緩和効果・生物多様性保全効果等)を積極的に取り入れることにより、人と自然が共生する都市環境の形成を目的とした緑化プランを全国から募集し、審査のうえ優秀作を表彰し、そのプラン実現のための助成を行う事業です。
特に、人口が集中する大都市においては、緑豊かな環境を形成していくには、公共だけでなく、民間事業者、市民団体、個人などさまざまな主体による緑化が重要になります。おりしも、国際的催しの開催が数多く予定されている東京では、国内外からの多くの観光客が訪れることが予想され、こうした方々を迎える美しい花と緑の創出は、わが国の来訪者を歓待する気持ち「おもてなし」を表すことにもつながります。
東京都では2014年9月に「東京都長期ビジョン(仮称)中間報告」を公表し、その中で、2020年の東京の姿として、おもてなしの精神が全世界に発信されていることを目指しています。また、2020年には多彩な魅力の開発で年間の訪都外国人旅行者数1,500万人を目標としています。
こうした東京都の施策も踏まえ、従来の「緑の環境デザイン賞」に加え、本特別企画では、2020年までの期間限定で、花と緑で観光客を迎える「おもてなしの庭」を創出するプランを東京都内から募集し、審査のうえ優秀作を選定し、毎年2,020万円を上限として整備費の助成を行います。来年4月より募集を開始し、秋に開催される審査会にて受賞が決定する予定です。
「緑の環境デザイン賞」はこれまでに40都道府県、149箇所(今年度助成予定も含む)で新たな緑を創出し、環境保全や地域におけるコミュニティ形成に寄与してまいりました。本プログラムにより、更なる緑や花による魅力ある街づくりを進め、国内外を問わず多くの人々の交流の場の創出を目指します。
【概要】「おもてなしの庭」助成応募要綱(案)
●応 募 対 象
①応 募 者: 全国の観光協会、NPO法人、事業者等の法人や任意団体、及び公共団体等
②場 所 :東京都内の公有地、民有地、屋内外を問わず、小規模であっても公開性があること
(例えば、観光客の主要な来訪地、駅、空港などの交通の拠点や関連する施設など)
●応 募 条 件
・プランには、樹木、草花などの緑化による緑地空間を創出すること。
・助成により整備された場所は、2020年まで常時良好な状態に保ち、年間を通じて緑や花を観賞できるよう、適切な維持管理を行うこと。
・プランの助成金額は、2,020万円までとする(消費税含む)。
●審 査
審査は、応募対象や応募条件と共に、次のポイントを含めた総合的な評価により行う。選定件数は、2,020万円以内で1~数件程度とする。
(審査の主なポイント)
・緑化による「多くの観光客への波及効果が期待できる」「広く対外発信が可能となる」等、観光客へのPR効果が高い場所であるか。
・日本や各地域ならではの「おもてなし」の精神が緑化により表現されているか。
・公開性が高く、景観や環境、利用面などで地域への寄与が期待できる「おもてなしの庭」プランとなっているか。
・上記プランを実現するため、良好な管理や維持ができる計画が示されているか。
● 審査委員
(「緑の環境デザイン賞」審査委員会と同様)
審査委員長 進士 五十八 東京農業大学名誉教授 他を予定
●表 彰
「おもてなしの庭」賞 主催者名(都市緑化機構会長・第一生命保険株式会社社長)
● スケジュール(予定)
(「緑の環境デザイン賞」従来の応募と同様)
・募 集 公表・HP等にて応募 2015年4月1日~2015年7月31日
・審 査 審査委員会に選定 2015年10月上旬
・表 彰 第26回 表彰式 2015年11月上旬
おもてなしの庭(新設) |
従来版(継続実施) |
|
対象地 |
東京都内の観光客の主要な |
全国 |
受賞件数 |
1~数件/年 |
5件/年 |
助成金額 |
総額2,020万円/年 |
総額4,000万円/年 |
表彰 |
「おもてなしの庭」賞 |
国土交通大臣賞 2点以内 |
期間 |
2015年~2020年の期間限定 |
期限なし |
★応募方法について(応募要綱・用紙)はこちら(リンク先)をご覧ください。