第39回 緑の都市賞

第39回 国土交通大臣賞:緑のまちづくり部門 (長野県須坂市)
須坂市 花と緑のまちづくり事業
須坂市 花と緑のまちづくり事業01
須坂市 花と緑のまちづくり事業02
須坂市 花と緑のまちづくり事業03

美しい風景を共有し歴史的遺産を生かした情緒豊かな文化都市を目指し、ボランティアグループによる駅前ロータリー等の花壇整備や緑化意識高揚のための「花のまちづくりコンクール」などを開催し、市内にオープンガーデンや平和の花「カンナ」の植栽が広まる等、市民を中心としたまちづくりを展開している。

須坂市では、情緒豊かな文化都市を目指し住民参加で花を育て、花を愛する感性ある人づくりによって快適な生活環境づくりを推進する「花と緑のまちづくり事業」を平成7年より取組んでいます。平成7年より取組む花苗の援助申請事業では、80箇所以上の花壇が市民により整備され良好な景観が創出されています。また、平成17年から取組むオープンガーデン事業では、現在42の魅力的な庭園が公開されており、県内外から来訪者増加に貢献しています。須坂市では、広島原爆投下から1カ月後に焦土に咲いた「カンナ」を、平和を祈るバトンとして平和運動を広げていこうとする「カンナプロジェクト」に賛同し、沿道や公園の花壇にカンナを植える取組みを行っており、その栽培方法なども独自に研究を重ね市内の至るところで見ることができます。
オープンガーデンなどの市民活動や園芸分野では歴史のある高等学校の取組み、平和運動との連携など、地域ぐるみの長年にわたる活動が評価されました。